通院が困難な方のご自宅等に訪問し、診察を行うことです。
主に、がんなどで自宅療養中の方、脳卒中の後遺症の方、慢性心不全などの慢性疾患で処方の継続が必要であったり、点滴や定期的な検査が必要な方が対象となります。
当院の訪問診療では、どのような方針であっても対応しています。
安心して最期まで自宅で過ごすことができるようにご自宅での看取りも行っています。
当院開院から9年でおよそ500名の方がご自宅で最期を迎えられました。
上記に記載されていないことも対応できることがありますので、お気軽にご相談ください。
当院の在宅医療は原則保険診療となります。
保険証やお持ちの医療証等によって費用は変わります。会計上は外来扱いになります。
名称 | 一割負担 | 三割負担 |
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在宅時医学総合管理料または 特定施設入居時医学総合管理料 |
1,200円~5,000円 | 3,600円~15,000円 |
訪問診療料 | 888円 | 2,664円 |
名称 | 一割負担 | 二割負担 |
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居宅療養指導管理料 | 294円~588円 | 588円~1,176円 |
また、処方箋が出た場合はお薬代を薬局でお支払いいただく必要があります。
お薬の配達も可能ですので詳しくはお尋ねください。
緩和医療は終末期のみの医療ではなく、がんと診断された当初から当然のように行われるべき、がんによる諸症状を緩和する医療です。 がんになってもよりよく生きるために、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、心理職等がチームで支える医療です。当院では在宅緩和医療の経験が10年以上の院長のもと、地域の多職種と連携しています。
痛みがつらく医療用麻薬の管理が必要であったり、胸やお腹に水が溜まり定期的に排液が必要な場合などの処置もご自宅で可能です。希望がある場合は、口からの栄養が十分でなくなった時の中心静脈栄養点滴などの対応もしています。
がんの方の就労との両立支援なども行い、総合的に対応しています。
これまでにドブタミン持続点滴なども経験があります。がんに限らず、当院ではどんな疾患であっても、安心してよりよく生きるために苦痛を取り除く医療を受けることが可能です。
日々医療は発達して専門医療も進歩しています。しかしまだ専門医療は在宅療養では一般的ではありません。難しい検査についてはこれまで通り総合病院等を紹介しますが、当院では専門科の訪問診療にも力を入れています。
精神面の問題により病院へ行くことを本人が拒否していたり、症状が悪く何年も引きこもりが続いていたり、通院サイクルの乱れによって、服薬が適切に行えていないなど、通院が困難な方への「往診・訪問診療」を当院では積極的に行っています。